借家を持っている大家さんから
「床鳴りを直せる?」
と、相談を受けました。
床鳴りを直すのは実は意外と曲者で、
簡単に直るか?手間が掛かるか?
やってみないと分からない所があります。
まずは一番簡単な方法から試します。
床鳴りの原因はフロアとフロアの繋目で
フロアがこすれて起こっている事がほとんどです。
そこに特殊なオイルを入れて、
滑りやすくして床鳴りを無くします。
これで済めば話は簡単なのですが、
実はこの方法の成功率は低いです。
やってみた結果、やはりダメでした。

そなると次は、床下に潜って束(つか)と呼ばれる
部材を調整してみます。
床下に入ると、床を支えている金属の棒があります。
これが束ね。
この束は床が水平になる様に調整してありますが、
人がよく乗る所なんかは、多少沈んだりします。
そうなると、その部分で床鳴りが起こる事があります。

狭い床下を目的の場所まで這って行くのが
結構大変です。
おまけに寒いし。
作業着を着て入ると、意外と何かに
作業着が引っかかったりして邪魔になるので、
脱いで入ります。
余計に寒い。

束はどうやって調整するのか?と言うと、
意外と簡単で、束はボルトで調整できるので、
ボルトを回すだけ。
これで束を上下して調整します。

調整して、床の上で飛んでみます。
たまたま床から足が離れた所を撮りましたが、
こうして見ると空中浮遊している様に見えますね。
ちなみに、空気を目一杯吸って、地面を蹴ると
人はしばらくの間、空中に浮きます。
・・・信じない様に。

で、結果はどうだったか?と言うと、
残念ながらこれでもダメでした。
そうなって来ると、床下からフロアに当て板をして、
床上にビスが出ない様に打つのですが、
ここの床は床暖房が入っています。
そうなると、ビス打ちは無理なんです。
床暖房ユニットの中にはお湯が通るチューブが
入っていて、これにビスが貫通すると、
水漏れが起こってしまうからです。
じゃあどうするのか?と言うと、
床暖房のユニットを外してやり直すしか手は
ありません。
そうなると費用がものすごーく掛かってしまいます。
実は我が家も床鳴りがあるのですが、
床暖房がしてあるので、同じ問題にぶち当たって、
結局そのままにしてあります。
床鳴りがしても生活に困らないし、
フロアにも問題は無いです。
高いお金を払って直すのか?
このままやり過ごすのか?
究極の選択になるわけです。
僕は「別にこのままでいいじゃん!」
と言う選択肢を取りました。
大家さんにもその事を話すと
「取り合えずこのままで行ってみる」
との返事。
たまにはこんな事もあります。
でも、これ考え様によっては防犯装置になります。
忍者とかが天井裏から侵入して、
床に降りた時に床が鳴ると侵入が分かります。
いわゆる「うぐいす張り」ってやつです。
忍者っていつの時代だよ!


