僕は愛知県の木造住宅耐震診断員という資格を持っているのですが、
年に何回か耐震診断の依頼を受けて、診断に出掛けます。
愛知県の耐震診断員なので愛知県中に出掛けるのか?というと、
そうではなくて、あらかじめ登録してある市町村(僕の場合は知立市)
の中で行います。
今回診断の依頼があったので、診断して来ました。
僕が診断する家は、主に住宅で昭和56年以前に建てられた家です。
よく市から送られてくる「広報」に「無料耐震診断のお知らせ」なんて事が
出ているかと思いますが、あれをしています。

(作業着にヘルメットが基本ファッション)
よく、「何で昭和56年以前なの?」と聞かれますが、これは昭和56年に
建築基準法に今の元となる耐震基準ができた事が根拠となっています。
つまり、昭和56年依然に立てられた家は、耐震基準が甘いので、
チェックしてみましょう!という事です。

診断は建物の外部の調査、建物内部の調査、床下や屋根裏もチェックします。
何を調査するのか?というと、建物に大きな劣化が無いか?基礎や壁は
どんな作りになっていて、損傷は無いか・・・などなど細かい所まで
見て行きます。

(今回診断した家の屋根裏です。屋根裏って暑いので大変です。)
一通りのチェックが終わると、今度は会社に戻って、診断した家を図面に
起こして、構造計算を行います。
診断結果は市の建築課へ提出して、チェックを受けた後、依頼したお客さんの
所へ持って行きます。
昭和56年以前の家というと、築31年以上経過した家です。
正直な所、良い結果が出ない事の方が多いです。
診断結果が悪いお宅へ報告に行くと、「こんなに悪いの。どうしよう」なんて
言われる事がありますが、ここで勘違いしてほしくないのは、
診断結果と、実際に地震に会った結果とは、必ずしも一致しません!
悪い結果が出た家が地震に会った時に、倒壊するのか?しないのか?は
はっきり言って、遭ってみないと分からないのです。
耐震診断で大切な事は、自分の家が一体どの位の強さなのか?を把握する
事だと僕は思います。
自分の家が、どの位の強さなのか?を把握する事も地震対策の1つだと思います。
皆さんも、”古い”、”新しい”を問わず、我が家をチェックしてみては如何ですか?


