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こんな事、多分一生に一回

20年ほど前に家を建てたお客さんから

「給湯器がエラー表示になった」

と連絡がありました。

 

エラーコードを見てみると床暖房の水漏れでした。

だとしたら給湯器の床暖暖房のパイプの

繋ぎ目から漏っているはずです。

 

最近、このお宅は給湯器が故障して、

新しい給湯器を付けたそうなので、

取付が甘かったんじゃないの?

と最初は思っていました。

 

ちなみに、給湯器の取り付けは共栄建設では

ありません。

 

ガス屋さんを呼んで見てもらったら、

なんと!給湯器からではないとの返答。

 

じゃあ何処から?

取り合えず床下を見てみます。

床下に入ると冷たい風が体を包みます。

「寒!」思わず声に出ます。

 

ジャンバーを着ると邪魔になるので、

薄着で入っているのでなお寒い。

調べた結果、漏れている個所を発見しました。

 

・・・が、これ非常におかしくて、

こんな所から水が漏るなんて事は考えられません。

ガス屋さんも「なんで?」と言った感じ。

 

写真を見ると、露出しているパイプから漏っている

様に見えますが、実際はその上・・・・

つまり見えているベニヤの裏側で漏っています。

 

詳しく話すと、床暖暖房と言うのは、

まず下地のベニヤ板を敷いて、その上に床暖房の

ユニットを敷きます。

そして、ユニットの上にフロアを貼って行きます。

 

床暖房ユニットは下地の板とフロアの間に

サンドイッチの具みたいに挟まれます。

その為、もしも水漏れが起っったら修理不可能なので、

接続するパイプは特殊な道具を使って、

絶対に抜けない様に施工します。

 

でも、今回は、その接続部分から漏っています。

 

これ・・・・どうやって直すの?

 

下地の板を外せればいいのですが、

そのすぐ上には床暖房のユニットがあります。

ユニットにはお湯を通す配管が密に走っているので、

それを傷つけたら、いっかんの終わりです。

 

普通なら「無理です」と言われる所。

でも、僕は諦めません。

どうするのか?

要は下地のベニヤ板だけを外せばいいだけです。

答えはシンプル。

 

言うのは簡単だよね。

 

・・・で、どうしたのか?と言うと、

大工さんを呼んで来て、下地の板を切る事にしました。

下地の板は12㎜と言う事は分かっています。

なら11・5㎜で切り込みを入れて、

残りはカッターかノコギリで慎重に切って行く!

 

大工さんに話したら「社長!無理言わないで下さい」

と、言われました。

 

「大丈夫、クロちゃんならきっと出来るはずだ!

自分を信じて!」

とおだててやってもらう事にしました。

 

こう言うのを「他力本願」と言います。

やっているのを見ていると、段々と怖くなって、

「その場を離れよう、後は宜しく」

と言って去ろうとしたら、

「社長!ここに居て下さいよ、俺も怖い」

と返って来たので、渋々戻りました。

・・・で、どうなったか?と言うと、

流石はクロちゃん!!

キッチリ下地板1枚だけを取り外しました。

これぞ正に神業!

 

「ほら、出来たじゃん、流石だね」

「心臓止まりそうだったよ」

 

見てみると二人とも汗でビッショリでした。

よく映画で「赤か青のどちらかを切る」場面が

ありますが、あれぐらい緊張した。

ここまで来たら、後は楽勝です?

ガス屋さんがパイプを接続します。

 

「もう絶対に外れない様にしっかり付けてね!」

 

「え?また社長とクロちゃんで板外せばいいじゃん」

 

馬鹿者!もう二度とやりたくないわ!

一安心して床下から出ようと思ったら・・・・

水道管引っかけて破損しましました(泣)

 

最後まで気を抜いちゃーダメだね。

 

頭から足元まで水浸し。

完封吹きすさむ中、振るえが止まりません。

 

来ていた経理の高村さんに家まで送ってもらって、

着替えて来ました。

 

水も滴るオッサンでした。

 

水道屋さん呼んで、すぐ直してもらいました。

問題のホースを見てみたら、

金具とホースの繋ぎ目が裂けていました。

 

「なんでこうなるんだ?」

これを見たガス屋さんが不思議がっていました。

配管の接続に無理はなかったし、

施工も問題は無かったです。

 

未だ原因は分かりません。

 

仮に、最初からホースに亀裂が出来ていれば、

もっと早くに漏っていたハズです。

 

こんな事は初めてだし、

一生に一度しかない事例だと思います。

 

・・・ってか、二度と起こって欲しくない。

今回は不可能を可能にした?出来事でした。

 

この仕事をして数十年が径消していますが、

まだまだ「初めて」って普通にあります。

今度は何が起こるのか?

 

平凡な日々であって欲しい。

 

・・・・・無理だな多分