お客さんからガスコンロの交換を頼まれました。
魚焼きグリルが点かなくなったんです。
かなり年数も経過してるので交換する事にしました。
こんなコンロ。
これ内炎式バーナーと言うやつで、
非常に効率の良いバーナーなんです。

内炎式とはどういう物なのか?
と言うと、下の写真を見て下さい。
コンロの中心にポッカリ穴が開いてますね。
このコンロはこの穴の周りにガスノズルが
あって、そこからコンロの中心に向かって
火がでる仕組みになっています。
内側に炎が出るので「内炎式」なんです。
今でもこの内炎式の方が効率が良いと
されていますが、今は法律でセンサーを
付けないとダメになったので、
内炎式が作れなくなってしまいました。
ちょっと残念。

ガス屋さんが来る前に、僕がある程度分解します。
ガスコンロの交換は何十回もやっているので、
すっかり覚えました。

上部のプレートを外すと内部が見えます。
ガスコンロの内部はこんな感じになっています。

20数年使い続けているので、
内部はかなり劣化が進んでいます。
ガスコンロは使用状況にもよりますが、
10年~20年が耐用年数です。
ま、中には「30年使ってる!」
と言う猛者も見えますが。

僕の作業はこここまで。
ここからは本職に任せます。
やっぱりプロは手際が違いますね。
サッサと分解して行きます。

あっと言う間にコンロを取りはしてしまいました。
コンロの跡にはこれまで蓄積された
油汚れが・・・・。
このまま新しいコンロを置く訳には行きません。
新しいコンロを据える前に掃除します。

僕が掃除しようとしたら職人さんが
「僕がやりますから」
と言って、こんな洗剤を取り出して
シュッシュッしました。

すると!・・・なんと言う事でしょう。
一瞬で油が浮いて来ました。
「スゲー!!これどこで売ってるの?」と聞いたら
「プロショップで手に入りますよ」と教えてくれました。
こんど買いに行こう。

掃除が済んだら新しいコンロを取り付けます。
ここまで来たら完成は間もなくです。

・・・・・と、思ったら職人さんが
困った顔し始めました。
「どうしたの?」
「このコンロ・・・・付きません」
「え?どういう事?」
実は、このキッチンはコンロの下に
オーブンが付いています。
こんな感じ。

でね、下にオーブンがある場合は、
同じコンロでも「下にオーブンがあるタイプ」
と言うのがあるそうです。
何が違うのか?と言うと、ガスの配管が
違うそうです。
ガス屋さんの元請けに電話したら
「え?そうなんですか?
てっきり一般的なやつかと・・・・」
と言う返事が返って来ました。
だったらちゃんと現場調査しろよ!
こっちはそこまで知らないんだから!
で、どうしたのか?と言うと、
大至急!下にオーブンがあるタイプを頼みます。
で、仕方なく古いコンロを元に戻して
しばらく使ってもらいます。

お客さんに深くお詫びすると
「へー、生田さんでもそういうミスするんだー!
初めて見た!別に今のでも使えるから大丈夫!」
と言われました。
かんて寛大なお客さんなんだろう。
ま、そういうミスは今に始まった事ではないですが・・・。
と言う訳で、大至急コンロを取り寄せます。
会社を廃業するので、いろいろと手配していたのですが、
まさかこの機にコンロまで手配するとは
思ってもいませんでした。
明日は、そのコンロの取り付けの模様をお伝えします。
廃業がちょっとだけ先送りになるかもしれんな?
いっその事、このままズルズル続けてしまおうか?
と思う今日この頃。
こういうのを「優柔不断」と言います。


