シリーズでお送りする外構工事ですが、
昨日は木を撤去して、ベースの為の掘り込み
をした所で終わりました。
こんな感じ。

次の作業として、型枠を組んで、
鉄筋を入れていきます。

鉄筋はこんな感じで入れて行きます。
何か台の様な物に鉄筋を乗せていますよね。

近くで見るとこんな感じ。
なんで台の上に鉄筋を乗せるのか?
と言うと鉄筋と言うのは、その上下左右を
コンクリートに囲まれている必要性があるんです。
この囲まれている寸法の事を”かぶり厚”と言います。
かぶり厚は、その構造物によって決められていて、
今回の場合は3㎝以上です。
その為、下に台を設置してその上に乗せるんです。
この台の事を座布団なんて言っています。
それと、もしも鉄筋が地面に面していたら、
そこから鉄筋が錆びて行って、
最終的にはその錆が鉄筋全体に伝染してしまいます。

「じゃあ地面に差し込んである鉄筋はどうなの?」
と、突っ込まれそうですが、この鉄筋は本来の鉄筋を
支える為の物で、これが無いと主の鉄筋が倒れるので
仕方なく設置してます。
この鉄筋は仮に錆びても短い上に、
単独で成立しているので、問題ないです。

鉄筋と鉄筋が針金みたいな物で縛ってありますよね。
これ今までは人の手で1本1本縛っていたんです。
・・・これがかなり時間を食う作業。
所が!今は便利な道具が出来ました。
名付けて「自動針金結束機」
これが出来て作業が早く進むようになりました。
なんでも、人がやるより15倍も速く作業ができるそうです。

職人さんがやっているのを見ていると、
本当にすごい速さで針金を巻き付けて行きます。
これ面白そう、「ねえ僕にもやらせて!」
「社長が使うと壊しそうだからダメ!」
「ケチ」
ちなみに20万円くらいするらしい。
最初に言ってよ、値段知ってたら貸して!なんて
言わないよ。

こんな調子で作業はドンドン進んで行きます。
鉄筋の配筋が終わったら、コンクリートを
流し込んで行きます。

これが流し込んで固まった所。
流し込んでいる所を紹介したかったんだけど、
僕の仕事の都合で写真撮れませんでした。
下の写真はコンクリートを流して、
数日が経過して型枠を外した所。

鉄筋が帽子をかぶっているみたいで可愛いです。
これは怪我の予防のために被せてあります。

帽子を取ると、鋭い鉄筋の先が!
ついウッカリ手をついてしまうと、
簡単に手を切ってしまいます。
昔はこんなの無かったので、
これで怪我をする人が多かったんです。
怪我防止の他にも、服とかを引っかけたり、
転んで突き刺さったりしない為もあります。

これでベースは完成です。
次の作業はこのベースの上にブロックを
積んで行きます。
ここから、いよいよブロック積です。
いきなりブロックを積むと思いました?
実は、積む前にこんな事してたんですね。
ブロックを積むのも、積む前の準備があって、
早々には積みません。
明日はそのブロック積の模様をお伝えします。
あ、ちなみに昨日、
期待した大判小判は出て来なかった。


