昨日は上棟を行いました。
寒い中でしたが、天気は良く、風もあまり無い状態だったので
(午後からちょっと風が出ましたが・・・)比較的快適に?上棟をする事ができました。

お客さんが見に来ていて、大工さん達が材料を組み上げて行く様を見て、
「わー♪」とか「すごーい!」とか言うのは正直よくある事なのですが、
今回上棟の様子を見ていたお客さんが、「ねえねえ、あんなに材料があるのに
分らなくなりませんか?(つまりどの部材がどこに納まるのかどうして分るの?)」
と言われました。
この質問は時々受けます。
僕もこの業界に初めて入った時に同じ事を思いました。
どうして分るのか?と言うと実は部材にその部材が納まる位置が書いてあります。
・・・簡単な事ですね。
ちなみにこんな感じです。

写真に写っているのは柱ですが、この下の方に書いてある「ち 8」これが
この柱の位置を示す記号なのです。
「?」と思いましたよね。
この記号の意味は?と言うと、文章で書くとややこしくなるので、下の写真を見て
下さい。(僕のきたない手書きで申し訳ありません)

柱や梁の記号の事を、「番付(ばんづけ)」と言います。
建物を上から見た時に、その建物をX軸とY軸に分けます。
そしてX軸は1番通り2番通り、といった具合に番号を付けて、
Y軸は、い通り、ろ通り、は通りの順で番号を付けて行きます。
そしてその番号を柱に書いて行くのです。
一般的には東から1番2番・・・北からい・ろ・は・・・と書いて行くので、先程の
写真の「ち 8」は東から8番目で北から8番目だな・・・と分るのです。
梁にも同じ様に番付がされています。
ちなみに柱の写真の「ち 8」の上に書いてある0063は柱の通し番号です。
今回の住宅は約37坪くらいなのですが、この規模で使用する柱はだいたい
110本~120本くらいです。
つまりこの柱は63番目と言う事ですね。
こうして番付を見ながら大工さんは部材を組んで行くのです。
所で、あ・い・う・え・お・・じゃあなくて、い・ろ・は・に・・・・なのは何でか?と言うと
特に理由は無いのですが、昔からの風習が今だに根付いているのです。
最近の若い見習いの大工さんなんかだと、これが分らない人が時々居て、
「親方!い・ろ・は・に・ほ・へ・との次って何でしたっけ?」
「バカ!そんな事も知らんのか?勉強して来い!」なんて会話が時々あります。
こうして今回も無事に間違える事無く組み上がりました!

ここまで出来ると建物の形がほぼ分るので、お客さんもより感動してくれます。
「1日でここまで出来るんなら、来月には住めそう」と言っていましたが、
いやいやここからが大変なんです。
なるべく早く住める様に頑張りますが、もうちょこっと待ってて下さいね。
それと来週の打ち合わせも宜しくお願いしますね。
僕達もお客さんもまだまだやる事は目白押しです。
これから徐々に出来て行く様が楽しみです。


