お客さんから
「テレビを壁付けにしたいんだけど・・・ちょっと相談に乗ってくれない？」
との連絡があり、話を聞きに行ってみると、
「普通に壁に金具を取り付けるんじゃあ面白くないから、銘木（めいぼく）
なんかを、まず壁に付けて、その上にテレビの金具を取り付けたい」との事。

銘木（めいぼく）とは希少価値や観賞価値のある木材の総称で、
有名な所では、黒檀（こくたん）、紫檀（したん）、花梨（かりん）などがあります。
こんな事聞くと「高そー！」って思うかもしれませんが、その値段は
様々で、例えば畳１枚分くらいの大きさの銘木でも、
上は何百万円から下は２～３万円とその幅がかなりあります
（木の厚さにもよります）。
金額が高いからと言って、それが「良い物」か？と言うと、確かに良い物では
あるのですが、そういう問題ではなく、使う用途や場所によって
適しているかどうか？が分かれます。

板を付けると言っても、板の種類、大きさや形など様々です。
それに予算もありますからね。
お世話になっている材木屋さんに、お客さんと出掛けて、木を選んで
製材してもらいました。
今回選んだ木は「栃（とち）の木」です！
この木は表面の模様が独特な美しさを持っていて、テーブルや内壁など
によく使われます。

壁に取りつけるとこんな感じです！
人それぞれの好みはありますが、なかなか独創的なテレビ台？になりました。
これからお客さんの好みで、空いた部分に、やはり銘木を使って棚なんか
を作っって行くそうです。
どんな感じになるのか？今後が楽しみです。

普段何げなく使っている部屋ですが、ちょっと工夫すると独特な表情を
見せてくれます。
良かったら如何ですか？材木屋さんお連れしますよ