「ユニットバスのシャワーの水栓から水漏れが起こった」と
お客さんから連絡を受け、どんな状態なのか?を水道屋さんと見に
行って来ました。

(水漏れ状況が分かり辛い写真ですみません)
水を出す為のレバーの付け根付近から、ポタポタと水漏れを起こしています。
最近の水栓は、とてもオシャレになっていますが、その分構造が複雑に
なってしまっていて、昔の水栓の様に「じゃあすぐにパッキンを交換しますね!」
なんて事ができません(できるタイプのもありますが。)
今の水栓はパッキン式ではなく、カートリッジ式という方式になっていて、
簡単に言うと、パッキンの付いている大まかな部品ごと交換します。

(これがカートリッジ。割と大きいです)
その為、水栓の品番を確認して、カートリッジを取り寄せるという行程を
踏まなければなりません。
・・・・昔は簡単だったのになー・・・と水道屋さんも嘆いています。
カートリッジで交換するという事は、当然、時間もお金も今まで以上に掛かります。
設備部品は見かけが良くなり(オシャレになる)、多機能になればなる程、
故障が多くなって、修理に掛かる時間とお金も増えて行きます。
現場監督も「昔の単純なやつの方が何かと良かった!」とよく言ってます。
見かけが良くて機能も充実しているけど維持が大変な器具と、
見かけは今一で機能も無いけど維持管理が楽。
・・・・・うーん、どっちがいいのかなあ?
友達の建築士の家は、見かけ今一、機能なし・・・という器具を使っていて
「面倒のないのが一番!」と言っています。
そういう僕の家もシンプルな物が多いです。
突き詰めて行くと「シンプル、イズ、ベスト」なのかな?


