お客さんから「今ある藤棚がだいぶ傷んで来てしまったので、直して欲しい」との
依頼があり見に行ってみると、その藤棚は痛みが激しく、
「直す」という域を超えてしまっていて、作り直すしかない状態だったので、
今、作り直しています。

(いつもより慎重に組んでいます。)
作り直すと言っても、言うのは簡単な事ですが、実際は今ある藤の木を
残した状態で、新しく藤棚を作らなければなりません。
これ結構大変です!
仮の支えを作って藤の木を支えつつ、既存の藤棚を慎重に解体して行きます。
解体が終わると、今度は新しい藤棚の材料を組みつつ、藤の木の支えを
取り払って、新しい棚に乗せて行きます。
木を傷つけない様に慎重に作業をして行きます。
時々今回の様な依頼を受ける事がありますが、その後不思議な事が
起こる事があります。
それは、必ずではありませんが、その後に咲く花が今までよりも多く咲いたり、
全く咲く事がなかった木に花が咲いたりするのです。
お客さんも「今までこんなに咲いた事は無かったのに・・・・」なんて言ってます。
木にも感情がある事は科学的に証明されていますが、嬉しくて頑張って花を
咲かせているのかなあ?
理由はどうであれ、こんな事が起こると作ったこちらも嬉しくなってしまいます。
良かったね!これからもどんどん綺麗な花を咲かせてね。


