地鎮祭がありました。
地鎮祭というのは、建築や土木工事を行う際に、その土地の氏神様を鎮め
土地をいじる事の許しを得る事です。
「これからこの場所に家を建てたいと思いますので、どうぞお許し願います。」
という事を神様にお願いします。
地鎮祭の時には、敷地の四隅に竹を立てて、それを縄で囲んで際場というものを
作り、その中心の南か東に向かって祭壇を祭ってご祈祷します。
ご祈祷は宮司さんが行います。
今回来て頂いた宮司さんは、30年来のお付き合いをしている方で、
聞いた話によると、愛知県内の宮司さんの中でも、かなり位の高い人らしいの
ですが、とても穏やかで、気さくな方です。

地鎮祭が始まると、宮司さんが祝詞(のりと)を上げます。
祝詞と言うのは簡単に言うと、建物を建てる事を神様に報告する事です。
その後、玉串の奉天(たまぐしのほうてん)という事をします。
これは、榊(さかき)を神前に捧げて拝礼する事です。
拝礼は、そのやり方が決まっていて、「二礼二拍手一礼」と言って
まず祭壇に玉串をお供えして、2回お辞儀をします、次に2回拍手をします、
そして最後に1回お辞儀をして終わりです。

(僕も玉串の奉天をします。何度もやっているのですが、やはり
ちょっと緊張します。)
行為としては簡単なことなのですが、これを初めてするお客さんは、結構緊張して、
いざ拝礼の時に、「あれ?どうするんだっけ?」なんて事がよくあります。
てんぱってるお客さんに、宮司さんが「はい、じゃあ2回お辞儀をします・・・」
なんて助太刀をする事もよくある事。
見ていて何となく微笑ましくなってしまいます。
お客さんは、「地鎮祭をするのが初めて」という人がほとんどなので、
一体何をしたら良いのか?と戸惑う事が多いです。
でも御心配なく、宮司さんや、僕達がちゃんと助けますから。
地鎮祭も無事に終わり、これから工事が始まります。
神様!これからどうか宜しくお願いします。


