新しく家を建てる場合、普通ならまず土地を買って
それから家を建てる。
・・・みたいなプロセスを踏みますが、そういった場合
その土地に水道が引き込まれていない事がほとんどです。
じゃあどうするのか?と言うと、道路の中に入っている水道管
(本管なんて言います)からその土地に水道を引き込む
という作業をします。
手順としては、道路を掘って、水道管本管に宅内に引き込む為の
分岐を取り付けて、宅内に水道を引き込む・・といった感じです。
この工事は道路を掘削して本管まで掘る事をしないといけないので、
工事に先立って、警察に道路使用許可を取ります。
また、道路自体も通行止めにしたり片側通行にしたりするので、
交通誘導員と言う人を配置したりと、意外と大がかりです。
つい最近、工事をしている現場で、この水道の取り出し工事を
しました。
まずは道路の表面のアスファルトを削ります。

(全面道路が狭いので通行止めにしての工事でした)
アスファルトを取ったらあとは水道管の所までひたすら掘ります。
だいたい道路の路面から1メートルくらいの所に水道の本管が
あります。
掘る時は例えばガス管なんかも埋まっている事があるので慎重に
掘ります。

写真の中央に何だか汚い管がありますが、これが本管です。
横に見えている緑色の管はガス管です。
金色の金物が取り付けてありますが、これが本管を分岐する為の
”ジョイント”と呼ばれる金具です。
ここにパイプを接続して敷地に水を送ります。
ちなみに接続するパイプはこんな感じ。

ジョイントを本管に取り付けた状態だと、ただ単に水道管に金具が
付いているだけ・・・なので水が出る訳がありません。
で、ここからこのジョイントの通水口という所に穴を開けて水が
出る様にしてパイプに接続する訳なのですが、
本管には当然水が流れているので、そこに穴をあけたら
水が噴き出して来ますよね。
・・・で、どうするのか?と言うと、特殊な道具を使って穴を開けます。
こんな道具です。

これを金具にネジ込んで穴あけと止水を同時に行います。

どう言った仕組みなのか?を文章で説明するのが難しいので
(僕の文章表現の無さにも問題がありますが・・・)
上手く説明できませんが、ジョイントに道具を取り付けて
ハンドルを回して内蔵してあるキリで本管に穴を開けると同時に、
写真に少し見えるオレンジ色の弁を解放して
水を逃がしてやります(逃がしてやらないと水が噴き出すので)。
穴あけが終わったらジョイントに付いている(写真だと見えませんが)
弁を閉じて水をジョイントで止水して道具を外します。
(解説が分かり辛くてごめんなさい・・・とにかくこれを使えば
水が噴き出す事無くジョイントに穴あけができるって事です)
本管にパイプを接続して敷地内に引き込んだら、土で埋めて最後に
アスファルト舗装をして終了です。
このジョイントから水が漏れるなんて事ないの?と聞いてみたら
「まず無い」そうです。
上手くできていますね。
この工事、工事自体は普通なら1日で終了しますが、
引き込み工事の申請を出してから工事に入るまでに時間が掛かります。
だいたい1か月から長いと2か月。
その為、建築工事が完成間近になって申請を出していると間に合いません。
何でそんなに時間が掛かるのか?と言うと理由は簡単!
ズバリ!お役所仕事だからです。
僕達の仕事は、”お役所に書類を出す”事が多いので工期が短い仕事だと
いつもヒヤヒヤします。
最近は昔と比べるとお役所仕事も早くなって来ましたが、
それでも”遅い!”です。
ねえねえ!もっと早くならない?
家の職人さんの仕事の様に・・・。


