建物の解体の依頼を受けて、昨日から解体作業に入っています。
建物を解体する時は、その前の準備の方が大変です。
書類の届け出、電気や電話線の撤去、水道の止栓、近所への挨拶
などなどやる事盛り沢山です。
解体は、まず建物全体に”養生シート”という物で覆う事からスタートします。
こんな感じ。

(シートでスッポリ覆われています)
これは、近所にホコリや物が飛んで行かない様にする為ですが、こうする事に
よって騒音も若干抑える事が出来ます。
今回の建物は、元は1階がお店(どうも化粧品や雑貨品を扱っていたっぽい)で
2階が住屋となっている建物です。
解体する前に建物の中をチェックして、何か残っていないか?を確認して
作業に入ります。
この建物には1階の店舗部分に放棄しても良い備品が残っていました。

(何だかちょっと不気味な感じです)
何か残っていないかをチェックするのは、もしかしたらまだ大切であろう物なんかが
残っているかも?しれないのでその確認です。
ま、事前に建物主さんに立ち会ってもらっているので、何かが残っている事は
ほとんど無いのですが、1度だけ畳の下から1万円札が1枚出てきた事があります。
奥さんのヘソクリ?だったのかなあ・・・。
こうした事があると、もちろん建物主さんの所に持って行くのですが、
出てきた物が、”お金”の場合だと分かり易いのですが、
例えば腕時計とか写真なんかの場合だと、要らない物なのかどうか?が
分かりにくい時があります。
こうした時は取りあえず確認します。
今回も確認していたらこんな物が出て来ました。

(かなり年代物です。30分まで計測できます)
ストップウオッチです。
うーん、何だか懐かしいー。
僕が小学生の頃の50m走の時にこんなの使っていました。
今はデジタル式を使っているのでこんなタイプは使ってないんだろうなー・・・。
さて問題は、これは放棄した物なのか?どうかです。
どうも建物主さんも、この存在に気づいていないと思われるので確認してみたら、
「へー・・・そんなのあったの?いいよ要らないから処分して!」
との返事でした。
え、そうなの・・・「じゃあこれ僕に頂けませんか?」と聞いてみると、
「どうぞどうぞ、そんな物でよければ・・・」という返事。
このストップオッチはネジ式です。
ネジを巻いてボタンを押してみると、ちゃんと動きました!
ただ、ボタンを押すとバネが弱っている様で、ボタンが戻って来ないので、
手で戻してやらないとダメな状態でしたが・・・。
こんな物をもらって何に使うの?と言われそうですが、これを手にした時に
何だか心が引きつけられる気持ちがあったのです。
「まだ捨てないで!」とうったえられたのかな?
これも1つの”ご縁”かな?
使い道は今の所思いつきませんが僕が引き継いで大切にしたいと思います。
新しい出会い(物ですが・・・)がまたありました。
これからこのストップウオッチとどんな付き合いになるのか?・・・楽しみです。
久しぶりに50m走計ってみるか?
・・・いや、張り切って後が大変な事になりそうだから止めとこ・・・。


