お客さんから
「水漏れしてるみたいなの!」と、連絡が入りました。
水道の検針に来た人から連絡を受けたみたいで、
その月の水道料金が3万円を超えたらしい。
水道の水漏れは、検針に来た人から知らされる事が
ほとんどなので、聞かされたお客さんは、
一瞬パニックになります。
会社に連絡が来た時も、慌てた感じで連絡が入りました。
会社の近くだったので、すぐに見に行ってみました。
水道屋さんが床下に入ろうとしたら、
床面が水浸しでした。
これだけ水浸しと言う事は、かなりの漏れである
可能性が高いのですが、不思議な事に
床下を見回しても、何処からも水漏れがありません。
ちょっとしたミステリー。

この現象に覚えがある水道屋さんは、
家の外からサヤ管と呼ばれる、
水道の管を家の外から、家の中に導く管が
怪しいと言って、家のすぐ外の管を掘り出しました。

掘って行くと、地面から段々と水が出て来ました。
水道屋さんビンゴー!
職人さんの経験値って本当に凄いですね。

止めていた水栓を開けると・・・・
まるで噴水の様に水が噴き出して来ます。
家のすぐ外で水漏れは起こっていたのですが、
起こっていたのは地中なので、行き場のない水は、
サヤ管を通って家の床下に出て行ったんですね。

原因が分かれば、あとは塞ぐだけですが、
今回はただ単に穴を塞ぐだけじゃあなくて、
フレキ管と呼ばれる菅に交換します。
ちなみに今までは銅管。
フレキ管にする理由は2つあって、
1つはフレキ管なら管に亀裂が入って水漏れが起る
事はあまり考えられない事。
もう1つは、実はこの管は2000年あたりの物なのですが、
水道屋さんに聞いた所では、この時代に使った
管からの水漏れがかなり多いとの事。
ただ単に穴を塞いでも、また水漏れを起こすかも?
しれないので、フレキ管に交換する事にしました。

取り出した古い管を見てみたら、
かなりの亀裂が入っていました。
これだけ大きな亀裂だと、かなりの水漏れを
起こしていたと思います。

所で、先ほど「3万円くらいの水道料金の請求が来た」
なんて事を話しましたが、水漏れが原因の場合
「減免申請」と言うやつを出すと、水道料金を減免してくれます。
いくらくらい減免するのか?と言うと、
その家がこの時期に使ている水道の使用量を
過去のデーターなどから割り出して、
それに応じた減免をしてくれます。
ただし、過去のデーターを鵜呑みにして、
減免してくれる訳ではありません。
たまたまこの月は沢山の水を使った・・・
なんて事もあるので市の水道の料金課での計算式があるみたいです。
どんな計算式なんだろう?
「あの家の人は、なかなか水道料金を払わないから
割り増しね」と言う式だったら・・・
我が家は減免どころか、倍くらい請求されそう。


